「勝てそうにないときは、逃げていい。それは負けじゃない」
「日本軍はね、退却するのは恥だと思ってた。それで局所的な戦いで力を出し尽くして、勝った勝ったなんて喜んでた」
「ところがアメリカはどうだ、さっさと退却して作戦を練り直して、もっと効果的なところで打って出た」
「逃げていいんだよ。そして勝てそうなときに出ていくんだ」
「つまりゲリラね」
逃げていいんだ、つまりゲリラね、という言葉を今もよく思い出して、その意味を考える。
退却しながら弾を打ったりするのは弾のムダだ。背中を見せたら撃たれるなんて思い込むことはない。上手く逃げるんだ。
上手く逃げて、とにかく生き延びる。そして勝てそうなときに出て行く。人生は長い。